金融工学における初歩中の初歩として、「ネットの単純リターン」というものがあります。
これは、時点tにおける資産の価格Pt、時点t-1からtまでの間に資産から得られる無配当の単純リターン(Rt)を指します。

Rt=(Pt/Pt-1)-1

ですが、これだけでは伝わらないと思うので、具体的にイメージが出来るように現実で用いる言葉に置き換えて説明をします。

ネットの単純リターンは、「毎年100万円ずつ増える資産運用をしている時に、6年目から7年目に増えた時の割合は何%か」を求める時に使用することができます。つまり、600万円から700万円に増えたら何%増えたかってことです。
分子のPtは7年目の累計金額、分子のPt-1は6年目の累計金額。そして、割合を少数で出す為に最後に-1 を計算式に入れているのです。

では、単位を使って計算をしてみましょう。

単純リターン =((100万円*7年)/(100万円*(7年-1年)))-1

単純リターン=(700万円/600万円)-1

単純リターン=(1.1666…)-1

単純リターン=0.1666…
つまり、約16.6%の利回りということになります。


当然ですが、これは別に年じゃなくて月とか秒でも良いのです。
例えば、 「毎秒100円ずつ増える資産運用をしている時に、6秒目から7秒目に増えた時の割合は何%か 」という問題では、

単純リターン =((100円*7秒)/(100円*(7秒-1秒)))-1

単純リターン =(700円/600円)-1

単純リターン = (1.1666…)-1

単純リターン=0.1666…
当然といえば当然ですが、こちらも約16.6%つまり同じ結果になりましたね。