これまで、サウジ・ロシアが米国シェールオイル企業を潰すべく原油を掘りまくって価格を下げるという行為を繰り返していました。
彼らは1バレル20ドルくらいでも利益を出せますが、シェールオイルビジネスは1バレル40ドル程度を切ると苦しくなるので、ビジネス上の戦略という意味では仕方がないと思います。

そして、2020年の4月、彼らの狙い通り米国シェールオイル企業が潰れだしました。
その名は、Whiting Petroleum社です。

その頃、世界ではある出来事が並行して起こっていました。

それは皆さんもご存知のコロナショックによる外出やビジネスの規制です。
これは国境がないと言われる程の取り組みとなっており、原油の実需つまり実際の需要が低下してしまいました。

すると、需要以上の供給が起こりすぎて貯蔵タンクが満杯に近付き、原油の貯蔵コストが跳ね上がったのです。

そして、2020年4月21日の夜、ついに原油の先物価格がマイナスへと突入をしたのです。

話をシェールオイルに戻します。
日経平均株価は225銘柄、ダウは30銘柄というのはご存知でしょうか?
つまり、ダウの方が1社あたりの平均への影響力が大きいのです。

そして、2/30銘柄はシェールオイル関連企業によって構成されています。
ということは、これらが破産または大打撃を受けるとNYダウの大きな下落があり得るのです。
また、この下落はある一定のタイミングで急激に起こります。

理由は、法人らが保有している株は、一定以下の格付になったら売るというルールを設けている場合が多いのです。
その境界線は、格付においてBBBを下回る時つまり投資的から投機的という評価に転じた時です。
その時に、法人単位での売りが発生し、株価が急激に下落をするのです。